パイオニア、プラズマパネル生産から撤退

Posted at 08/03/09

 遅くなりましたが、 先週末にパイオニアのプラズマパネルの生産からの撤退の発表がありましたが、ちょっと衝撃的で、残念ではありましたが、時代の流れで、 しょうがないかなぁ~と思いました。

 今の現状では、パネルは自社生産ではなく、他から調達するメーカーも結構ありますので、パネル自体の性能も大切だとは思いますが、 映像回路やその他の部分で付加価値をつけた商品は出来ると思います。

 S社・V社・M社など、など、自社でパネル生産はしてなくても素晴しい商品を出しておりますので、まだまだ、 そういうメーカーのようにやっていけば、良い商品を世に送り出すことは可能だと思います。

 逆にパネルを自社生産のしているメーカーもホントは大変なんですよね。莫大な投資をして、パネル自体が売れなければ、 大変なことになる。国内規模ではなく、海外で売れないと、この先はその重荷が、負担になってくるでしょう。

 苦渋の決断だったとは思いますが、KUROと言う商品が素晴しいだけに、残念ではありますが、良い決断ただと僕は思っています。 これからのP社に期待したいと思います。

 AVフェスタへ行った時にも思ったのですが、AVメーカーと言えるのは僕が会場で見たメーカーではこのP社・S社・ V社の3社でした。そういう意味ではこれからも真のAVメーカーとして頑張ってほしいです。

 7日(金)の夕方、今回の件についてP社からFAXが流れてきました。昨今はインターネットの情報の方が早いので、 内容はわかっていたのですが、メーカーの姿勢が理解でき、僕としては納得の内容でした。また、夜、8時頃、所長から連絡があり、 これからもメーカーとして、プラズマを大切に、素晴しい商品を出していきますので、プラズマをやめるわけではないので、また、 宜しく楽しみます。と言うことでした。

 確りとした挨拶を頂けたので、これからのP社に期待を込めて、頑張って欲しいと思います。

パイオニア、PDPの自社生産終了を正式発表 - 自社生産パネルは 「次期新製品搭載モデルまで」

「今後は松下からPDP調達検討、今秋液晶テレビ投入」 - パイオニア企業説明会詳報

 パイオニアはプラズマパネルの基本特許を保有しており、技術力には定評がある。2008年1月に米国で開かれた家電展示会 「2008 International CES」では最薄部9mmのプラズマパネルを公開し、 黒色再現時のディスプレイの発光をゼロにすることで本当の黒色を表現する「超高コントラストパネル」を作り上げた「Project KURO」は業界の注目を集めていた。


2008 International CESで公開された、最薄部9mmのプラズマパネルを使ったテレビ(クリックすると再生します)

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